牧港中央病院

所在地 沖縄県浦添市
建築主 -
構造

RC造

規模 地下1階地上7階/延床面積12,242.53㎡
病床数 -床
竣工 2012年

築45年の病院敷地内建替え
循環器系と人工透析の2面性を持った病院(100床)の敷地内建替えの実例である。既存病院は築45年と老朽化し先進医療をするにも充分な建築設備と構造上の不安もあり、建替えに至った。計画のポイントとして以下の通り。 
①外来~検査~受付・会計~救急を1フロアーにまとめ、コンパクトでありながら高度医療に対応したプラン。
②2階に病棟とリハビリ・透析を1フロアーにまとめ、人工透析・リハビリへの移動をしやすくした。
③4階に一般病棟、心カテ室・手術室を3階に設けた。心臓カテ室・手術室のフロアーに医局等をまとめ、病棟及び外来・救急へのスタッフの移動を考慮した。
④患者のラウンジ・ティールームは5階に設置し、眺望のよいテラスも設けた。併せてスタッフの食堂・休憩室も5階に設置し、スタッフの福利厚生を充実させた。
⑤駐車場については一部既存建物(基礎等)を利用して自走式駐車場約160台を設けた。
⑥環境面に対応した計画
a.庇・バルコニー等の設置により昼間の影響を少なくする。
b.ガラスはLow―eガラスにし窓からの負荷を少なくする。
c.オール電化ではなく、昼間の電力を極力抑えるようエネルギーの使い分けをする。
d.省エネ器具の設置(照明器具のLED,大便器等の節水化など)