■ 環 境 に 優 し い 経 済 的 な 中 大 規 模 木 造
施設を木造にすることで入居者やスタッフに対して他の施設と違う居住性の良さを提供し差別化を図れます。また、環境にも優しく建設コストの抑制につながります。当社としては他社に先駆けて中高層木造施設に取りみ、競争力のある魅力ある施設を提案し計画しています。
■ 木 造 施 設 の 特 徴
・建設費の抑制-ライフサイクルコストの削減―
・環境に優しい-RC造に比べて建設時のCO₂排出量が約半分-
・居住性が良い-断熱性が良い壁と弾力性のある床-
■ 作 品
特別養護老人ホーム 花畑あすか苑
花畑あすか苑は1 階が鉄筋コンクリート造、2 階から5 階までが木造の立面混構造となっており、日本初の5 階建て木造耐火建築物による特別養護老人ホームである。延床面積は、9,000 ㎡超となっており、枠組壁工法の耐火建築物としては日本最大級の建物となる。2 階から5 階の木造階の構造計画にあたり、耐火建築物にともなう建物重量の増加による耐力壁の必要水平せん断力の増加に対して、プラン自由度を確保するため高強度耐力壁が必要であった。そこで、本計画では内部耐力壁に枠組壁工法の 高強度耐力壁としてカナダのFPInnovations で開発されたMidply Wall System(ミッドプライ・ウォール・システム、以下MPW と示す)を、外壁に木割れ低減釘を用いた両面合板張りによる高強度耐力壁を採用している。本建物は、従来の枠組壁工法の技術とMPWなどの新しい技術の融合により、中高層・大規模の木造耐火建築物の 設計及び建設の可能性を追求し、実現できることを示した先導的事例といえる。
業務内容